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【ドメイン設定】どうしてwwwにリダイレクトしたほうがいいの?【ドメインリダイレクトの重要性と対策】

諸事情でVercelを用いてWebサイトをデプロイした際に、wwwにリダイレクトを推奨していたので調べてみました。

こんにちは😃

諸事情でVercelを用いてWebサイトをデプロイした際に、wwwにリダイレクトを推奨されたのでなんでかな〜と思い調べてみました。


メリット

  1. ブランドの一貫性:
    • xxx.co.jp という短いドメインを使用することで、ブランド名が覚えやすくなり、ユーザーに強く印象づけることができます。
  2. URLの簡潔さ:
    • 短いURLは入力が簡単で、広告やマーケティング素材に掲載する際にも見栄えが良くなります。
  3. トラフィックの集中:
    • xxx.co.jp に直接アクセスするユーザーが増えることで、トラフィックが一箇所に集中し、データ分析がしやすくなります。
  4. 信頼性の向上:
    • 企業やブランド名を含む短いドメインは、信頼性が高く感じられる場合があります。

デメリット

  1. SEO(検索エンジン最適化)への影響:
    • 重複コンテンツ: 検索エンジンは、同一内容が複数のURLで提供されると、どちらを正規のURLと判断するかが難しくなり、検索ランキングが低下する可能性があります。
    • リンクジュースの分散: 外部リンクがhttps://xxx.co.jp/https://www.xxx.co.jp/に分散すると、それぞれの評価が分散され、SEO効果が減少する可能性があります。

    解決策:

    • Canonicalタグの設定: 各ページのHTMLヘッダーにcanonicalタグを追加し、検索エンジンに正規のURLを伝えます。
      <link rel="canonical" href="https://www.xxx.co.jp/" />

      コードをコピーする

      <link rel="canonical" href="https://www.xxx.co.jp/" />

    • Google Search Console: https://xxx.co.jp/https://www.xxx.co.jp/に設定することを推奨します。
  2. ユーザーエクスペリエンスの低下:
    • ユーザーがhttps://xxx.co.jp/にアクセスしても目的のページが見つからない場合、混乱を招く可能性があります。
    • 統一されたURL構造がないと、ブックマークやリンクの共有が複雑になります。

    解決策:

    • 適切なリダイレクト設定: 可能な範囲でリダイレクト設定を行い、ユーザーがどのURLにアクセスしても正しいページに到達できるようにします。
  3. SSL証明書の管理:
    • 2つの異なるドメインに対してSSL証明書を個別に管理する必要があるため、設定や更新が複雑になります。

    解決策:

    • 統一されたSSL証明書の使用: ワイルドカード証明書を使用することで、複数のサブドメインを一つの証明書で管理できます。
  4. DNS設定の見直し:
    • ネームサーバの設定が適切でない場合、リダイレクトが機能しないことがあります。

    解決策:

    • DNS設定の詳細な手順:
      1. DNSプロバイダの管理画面にログインします。
      2. CNAMEレコードを設定して、wwwサブドメインを設定します。
      3. 必要に応じて、Aレコードを設定して、ネイキッドドメインをリダイレクトします。
  5. Vercelの設定方法:
    • Vercelのプロジェクト設定でリダイレクトを設定する方法があります。

    解決策:

    • Vercelでのリダイレクト設定:
      1. Vercelのプロジェクト設定ページに移動します。
      2. Redirectsセクションで、以下のようにリダイレクト設定を追加します。
        {
          "source": "/",
          "destination": "https://www.xxx.co.jp",
          "permanent": true
        }

        コードをコピーする

        { "source": "/", "destination": "https://www.xxx.co.jp", "permanent": true }

  6. キャッシュの問題と解決策:
    • 異なるドメイン名のためにキャッシュが分散されると、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。

    解決策:

    • 統一されたキャッシュ管理: CDNを利用して、キャッシュを統一的に管理することが重要です。

まとめ

https://xxx.co.jp/からhttps://www.xxx.co.jp/へのリダイレクトができない場合、SEOやユーザーエクスペリエンスに影響を与える可能性があります。しかし、ブランドの一貫性やURLの簡潔さなどのメリットもあります。これらのデメリットを最小限に抑え、メリットを最大化するために、以下の対策を講じることをお勧めします:

  • canonicalタグの使用
  • Google Search Consoleでの設定
  • 統一されたSSL証明書の使用
  • DNS設定の見直し
  • Vercelでのリダイレクト設定
  • 統一されたキャッシュ管理

要するにSEO効果を最大化とUXの向上が狙えるらしい。